動物救急センター Tel.048-299-4672


椎間板ヘルニア|けいれん発作|救急診療・手術|輸血ストック|主治医様へ|協力病院との連携|協力病院一覧|当院について|求人|アクセス

動物達の献血について
犬の飼育者からの献血は受け付けていません
当センターでは茨城県に飼育施設・運動場を用意し現在大型犬3頭を管理しております
保健所からの保護1頭・飼育放棄犬1頭・ペットショップ売れ残り1頭です
1歳ー6歳までの5年間程度を供血犬としその後は引退して愛玩犬となります。そしてまた供血犬をレスキューします。無理のない管理体制からも数年間に助けられる犬は数頭でしかありませんが、「供血犬」という「犬が犬を救う」という目的からも継続したいシステムであります
猫に関しましては、輸血を必要とする猫の同居猫(特に親子兄弟)からの献血が理想的であります
犬の輸血症例に関しましては、供血犬は保健所からの保護、レスキュー、飼育放棄犬、ペットショップ放棄犬を中心に献血をうけています。
そのためワクチン接種後の犬たちでありますが、感染症に関しては完全に除外することはできません。
つまり感染リスクはあるなかでの輸血であることは十分にご理解いただき輸血をご希望ください。
大型犬を中心に献血を受ける場合には現状は限界があり、これは家庭犬の献血を受け付けても同様です。
国内で猫のようなSPF環境の犬は実験動物として販売されているビーグルのみであり、十分な血液量の確保はできません。また動物愛護からも実験動物のニーズを増やす結果になることや保健所からのレスキューにはならないため当センターではビーグル犬は導入しません。
感染症も含めさまざまな輸血リスクを背負いたくない飼い主様の場合には輸血は残念ながらできません。
猫の献血も同様にリスクがあります。当センターでは輸血用に可能な限りの衛生状態の猫を導入しましたが、それでも輸血リスクはあることと十分な輸血量が確保できているわけではありません。必要なときは同居の飼育猫からの献血も必要となります。しかも全身麻酔をかけての献血が必要となり健康な猫に麻酔をかけるという愛護の問題もあります。
感染症リスクは動物たちの輸血ではまだまだ対策は困難です。
コスト面からも大変な費用になります。SPF猫の導入には猫1頭の購入金額が20万円以上を必要としました。ご利用になる飼い主さんの費用のご負担は、維持経費も考えると大変高額になるのです。
 
ご参考までにSPF猫の輸血は通常1回40-60mlで5万円以上かかると思ってください。
一般の猫ちゃんからの輸血であれば2万円前後(血液型検査・クロスマッチ検査・採血輸血処置含めての目安)です。
 
動物達が生きていく環境の中で、輸血、という最も身近な臓器移植を果たして積極的にやるべきか、本来は動物愛護も含め、国が、動物愛護法の中で議論を必要とすべきではないでしょうか。日本には人の輸血でHIV、肝炎問題と大きな問題が輸血関連の中で経験しました。そして慢性的な輸血血液の不足もあります。動物たちにも輸血体制の議論は輸血の是非から含め、様々な検討が必要であると思います。そして毎日のように、現実に目の前にたくさんの動物たちが血液を必要としています。そして輸血により助かっています。血漿輸血はFFPのみでなくとも有用性は高まるばかりなのです。
この現在の必要性と問題が山積みな状況、難しいところです。今後の獣医療の課題のひとつです。
当院では最終的な判断はすべて飼い主様になります。獣医師が輸血を必要と判断しても飼い主様が望まなければ輸血はしません。輸血をご希望になるときにはご費用も含めそのリスクを十分にご理解ください。

輸血ストック
 
 
輸血症例に関しましては、ストックに限りがあることから、協力病院からのご紹介症例のみに対応させていただいております。

輸血用血液ストック:2012年4月5日更新


DEA1.1 陰性血 濃厚赤血球 合計280ml (全血600ml相当分)
30日を一応の期日としますが、白血球・血小板を含むため14日以内の使用を理想とし、それを過ぎる場合には赤血球洗浄後輸血を行ないます。
 

緊急採血用供血犬(移動に半日程度を考慮してご連絡ください)

DEA1.1陰性 40kg1頭  25kg1頭 

DEA1.1陽性 25kg1頭  15kg 3頭
供血猫に関しましては現在SPF猫1頭おります。体重が5kgですので限界があります。
輸血システムの構築
1:当院での輸血ストック
  常に血液ストックをしていたいと考えております。
  そのためには協力病院の皆様との連携など、様々な協力体制が必要です。
2:協力病院での輸血ストック
  協力病院での保存用FFPや濃厚赤血球作成のために当院の冷却遠心器やクリーンベンチなどの施設使用、保存血液のロス血液をなくすことのご協力を行なっております。詳しくはお問い合わせください。
  
 注意事項 
 犬の性格によっては鎮静剤が必要なこともあり、また採血部位の消毒のための毛刈り、
 採血部位に血腫などができることもあります。現在色々と試行錯誤であるため、協力病院の獣医師の飼育犬のみに限らせていただいております。
 体重は12kg程度からでもご協力可能です。

お知らせ
供血猫 SPF環境での飼育猫を導入しました。
供血猫の血液は、猫エイズ陰性や白血病ウィルス陰性は当然ですが、現実問題コロナウィルス陰性、クラミジア陰性、トキソプラズマ陰性を証明することは大変困難です。そこで多額の費用がかかりますがSPF環境で飼育された主要感染症フリーの猫を供血猫として導入し国内で接種可能な予防ワクチンを接種し供血猫とすることにしました。