動物救急センター Tel.048-299-4672


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協力病院制度
 獣医療の救急医療は、現場の開業獣医師が昼夜を問わず激務の中で行なってきました。年に数例の症例に取り組んでいかなくてはいけないこともあります。動物病院間での救急医療の連携は、救急センターなどの体制が国主導で作られていないために、現状では飼い主さんの高まる要望に応えられる体制になく、不十分なものであります。すべてを大学病院が受入れることは現実的でありません。
本来は医療現場のようにより専門化に特化した獣医師達が集まることが理想であることは言うまでもありません。しかし国主導や専門化の確立を待っていては、現実に、対応できることは限られてしまうことでしょう。
今、現実に目の前にいる動物達を即受入れる施設が必要であり、当院は動物達の救急医療体制を開業獣医師の連携で作り上げていくことをご提案しております。
その第一歩がこの協力病院制度と考えております。

次の3つの大きな柱をこの協力病院体制は目指していきたいと思っております。
ご理解いただける開業獣医師の皆様の参加をお待ちしております。

1:椎間板ヘルニアの即時受入体制
  ミニチュアダックスフンドの飼育頭数の増加後、大変急増した椎間板ヘルニア。
  2才ー5才での発症も多くあります。10年の介護生活が必要な子達もいます。
  歩けるようになるチャンスを広げるためにも椎間板ヘルニアの即時受け入れ体制を作ります。
2:けいれん発作の原因究明と治療
  小型犬の脳炎や老齢化での脳腫瘍など様々な痙攣発作疾患が増加しております。
  痙攣発作管理は大変労力の必要とするものであります。
  MRI検査で原因究明に近づきよりよい治療を行なっていく体制を協力病院と作っていきたいと考えております。 

3:救急医療の受入れ
  ○輸血システムの構築:協力病院で飼育している供血犬からのFFPや濃厚赤血球作成の協力体制及び当院でのストック血液の確保
  ○血液浄化療法への取り組み:救急医療で重要な治療方法である血液浄化への取り組み。
  ○緊急手術体制:協力病院からご紹介いただくことで、治療経過を把握し、緊急薬や輸血準備などを含め早期の手術体制を確立し
   ていこうと取り組んでおります。

ホームドクターは、日々の飼い主さんへの飼育指導や予防医学により、病気になりにくい飼育環境を作っていくことが重要だと思っております。
その日々の努力の効果が10年前の犬の平均寿命8年を12年以上に、猫の平均寿命を倍にもしてきたのです。
特に犬のフィラリア症の予防の啓蒙、犬や猫の室内飼育の推奨やワクチン接種の推奨は大変な効果を出しました。
室内飼育はストレスでなく安全空間の提供なのです。

多くの動物達を「病気にさせずに長生きさせること」ができてきたのです。
「病気を救う」というのはわかりやすいですが、しかしそれよりもはるかに多くの動物達を救ってきたのがホームドクターの日々の努力だったのです。
そして日々の治療の中でも一人の開業獣医師にできることには限りがあります。
高額医療機器の開発、新しい治療方法の開発、目の前に救いたい動物達が常にいるのが我々の仕事です。一人で取り組むのではなく、獣医師の我々の次のステップとして、開業獣医師の連携により救急体制を作っていくことであると考えております。

ご理解いただき多くの開業医の先生方のご登録をお待ちしております。
2010年2月末の開院前の呼びかけで132件の協力病院にご登録いただいております。